FX初心者におすすめの口座開設比較ランキング【2024年最強保存版】
FX初心者が口座開設するならどこがおすすめなのかよくわからない
このように悩んでいる方は、まず多くのトレーダーに人気のある定番のFX会社を知るところからはじめましょう。
自身のトレードスタイルや目的が明確になれば、数あるFX会社から候補を絞り込むことが可能になります。
本記事では口座開設におすすめのFX会社と、1社に絞り込むための比較ポイント等について紹介します。
口座開設したいFX会社の比較おすすめランキング|キャンペーン内容も紹介
FX会社は国内だけでもかなりの数があるため、「どれが良いのか分からない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
今回は、数あるなかでもスプレッドの狭さやスワップポイントの大きさ、キャンペーンの充実度等から厳選したおすすめのFX会社をご紹介します。
GMOクリック証券「FXネオ」|最低取引単位が1,000通貨で便利に
GMOクリック証券は、FX取引高世界第1位(2020年1月~2021年12月)を獲得したこともあるFX会社です。
取引参加者が多く、「大手を利用したい」と考えている方にぴったりのFX会社と言えます。
取引コストの安さに定評があり、全通貨のスプレッドが業界最狭水準になっているのもメリットです。
2022年10月からは取引単位が10,000通貨から1,000通貨に変更され、ますます使いやすくなりました。
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最低取引単位 | 1,000通貨 ※2022年10月1日から |
取引できる通貨ペア数 | 20通貨ペア |
取引手数料 | 無料 |
入出金手数料 | 【入金】即時入金なら無料 【出金】無料 |
レバレッジ | 最大25倍 |
スプレッド(米ドル/円) | 原則固定対象外 |
みんなのFX|みんかぶFX年間ランキング1位のFX会社
みんなのFXはみんかぶFX会社年間ランキング(総合・2022年)で1位になったFX会社です。
スプレッドの狭さ、スワップポイントの高さといった基本部分に隙が無く、名前のとおり誰でも利用しやすいFX会社といえます。
また、サポート体制が充実しているのも魅力です。電話サポートを利用できることやセキュリティがしっかりしていることなど、利用者が安心して取引できる環境が整っています。
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最低取引単位 | 1,000通貨 |
取引できる通貨ペア数 | 28通貨ペア |
取引手数料 | 無料 |
入出金手数料 | 【入金】ダイレクト入金は無料 【出金】無料 |
レバレッジ | 最大25倍 |
スプレッド(米ドル/円) | 0.2銭 |
DMM FX|最短1時間で取引を開始できる
DMM FXは口座開設数が80万を超えており、日本ではトップクラスに大きなFX会社です。
申し込みから取引開始までは最短1時間。スピーディに取引を始めたい方にこそおすすめできます。
「口座開設完了日から3ヶ月以内」に新規取引数量の条件をクリアすることで、条件達成に応じてキャッシュバックを受けられるのも魅力です。
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CHF/JPY、NZD/JPY、CAD/JPYの通貨ペアでスプレッド縮小中
最低取引単位 | 10,000通貨 |
取引できる通貨ペア数 | 21通貨ペア |
取引手数料 | 無料 |
入出金手数料 | 【入金】クイック入金は無料 【出金】無料 |
レバレッジ | 最大25倍 |
スプレッド(米ドル/円) | 0.2銭 |
ヒロセ通商「LION FX」|51通貨の取り扱いがある
ヒロセ通商「LION FX」の魅力の1つに、通貨ペアの多さがあります。
他の国内FX会社の場合は20~30程度の通貨ペアの取り扱いが一般的ですが、LION FXでは51種類の通貨ペアを扱っています。
将来的にマイナー通貨に手を出したい方に向いているでしょう。
約定スピードも最速0.001秒と非常にスピーディであり、スキャルピングをしたい人にも最適のFX会社です。
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最低取引単位 | 1,000通貨 |
取引できる通貨ペア数 | 51通貨ペア |
取引手数料 | 無料 |
入出金手数料 | 【入金】クイック入金は無料 【出金】無料 |
レバレッジ | 最大25倍 |
スプレッド(米ドル/円) | 0.2~1.9銭 |
SBI FXトレード|1通貨単位から取引できてスプレッドも狭い
SBI FXトレードは、業界でも珍しい「1通貨単位」での取引に対応したFX会社です。
たとえば米ドル円ならレバレッジなしでも約100~130円、レバレッジを駆使すれば5円程度で取引できます。
少額取引のスプレッドは他社よりも狭い水準であり、米ドル/円なら100万通貨まで「0.18銭~」に設定されています。
少額での取引をメインにしたい人には特におすすめできるFX会社です。
通貨ペア数は34通貨ペアもあり、業界最多水準になっています。
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最低取引単位 | 1通貨 |
取引できる通貨ペア数 | 34通貨ペア |
取引手数料 | 無料 |
入出金手数料 | 【入金】クイック入金は無料 【出金】無料 |
レバレッジ | 最大25倍 |
スプレッド(米ドル/円) | 0.18ドル(100万通貨まで) |
外為どっとコム|1,000通貨から取引できる古参のFX会社
外為どっとコムはFX一筋20年の実績があるFX会社です。
最小取引単位が1,000通貨と小さいため、少額資金からFXを始められる特徴があります。
ロシアルーブル/円やスウェーデンクローナ/円など、他社ではあまり扱っていないマイナー通貨に対応しているのもメリットです。
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最低取引単位 | 1,000通貨 |
取引できる通貨ペア数 | 30通貨ペア |
取引手数料 | 無料 |
入出金手数料 | 【入金】クイック入金なら無料 【出金】無料 |
レバレッジ | 最大25倍 |
スプレッド(米ドル/円) | 0.2~4.0銭 |
外貨ex byGMO|アプリの機能性が高いことが魅力
外貨ex byGMOは、名前のとおりGMOインターネットグループが運営するFX会社です。
外貨exアプリの機能性が高く、チャート分析以外にも「分割表示」「チャート注文」などの機能が備わっています。
公式サイトの「外資exアカデミー」ではFXについて学べる情報が発信されており、基礎知識から上級者でも役立つ投資法まで幅広い学習コンテンツがあります。
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最低取引単位 | 1,000通貨 |
取引できる通貨ペア数 | 24通貨ペア |
取引手数料 | 無料 |
入出金手数料 | 【入金】クイック入金は無料 【出金】無料 |
レバレッジ | 最大25倍 |
スプレッド(米ドル/円) | 0.2~4.0銭 |
LINE FX|スマホで取引が完結するFX会社
LINE FXは、スマホでの取引に特化したFX会社です。LINEを通じて相場の変動を知らせてくれるので、忙しい方でも取引チャンスを逃しにくいメリットがあります。
2022年からはPC版取引ツール「LINE FX Pro」も利用できます。分析機能にこだわる中上級者でも満足できるでしょう。
口座開設が最短3分で完了するのも特徴で、審査が早く済めば当日からでも始められます。
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最低取引単位 | 1,000通貨 |
取引できる通貨ペア数 | 23通貨ペア |
取引手数料 | 無料 |
入出金手数料 | 【入金】クイック入金は無料 【出金】無料 |
レバレッジ | 最大25倍 |
スプレッド(米ドル/円) | 0.2~3.6銭 |
LIGHT FX|スワップポイントの高さが魅力
LIGHT FXは、公式で「スワップポイントの高さ」を売りにしているFX会社です。
高金利通貨ペアもしっかり取り扱っており、長期投資でコツコツとスワップポイントによる利益を積み重ねたい人にピッタリでしょう。
スプレッドも狭いため、「裁量取引をしたい人」なら誰でもおすすめできるFX会社です。
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新規口座開設した方のうち、新規口座申込月の翌々月末の「最終営業日マーケットクローズ」までに一定条件を達成すれば、新規注文の取引量に応じて最大400,000円をキャッシュバック
最低取引単位 | 1,000通貨 |
取引できる通貨ペア数 | 29通貨ペア |
取引手数料 | 無料 |
入出金手数料 | 【入金】ダイレクト入金は無料 【出金】無料 |
レバレッジ | 最大25倍 |
スプレッド(米ドル/円) | 0.2銭 |
目的別のおすすめFX会社
それぞれのFX会社では強みになる部分があるため、トレーダーが「何をしたいか」「どの取引で利益を狙いたいか」によっても選ぶべき会社は異なります。
ここでは、トレーダーの目的別におすすめのFX会社を見ていきましょう。
スキャルピングにおすすめのFX会社
数秒・数分単位の細かい取引を何度も繰り返す手法のこと
短期の値動きを瞬時に判断することになるので難易度やリスクは高まる一方、利益をコツコツ積み重ねることができるメリットがあります。
スキャルピングにチャレンジしたいなら、そもそもスキャルピングがOKのFX会社を選ぶことになります。
たとえばヒロセ通商ではスキャルピングが公認されており、規約違反を気にせずにガンガン取引できます。
通貨ペアも50種類以上と国内FX会社としてはトップクラスに多いので、マイナー通貨ペアを取引したい人にもピッタリです。
少額取引に向いているFX会社
少額で取引したいなら、1通貨単位で取引できるFX会社がおすすめです。
1通貨単位であればスプレッドなしでも米ドル円で約130円あれば取引できます。
「最初に大金を入金するのが怖い」という人でも、数百円なら気軽にチャレンジできるのではないでしょうか?
1通貨単位で取引できるFX会社としては、SBI FXトレードと松井FXの2社があります。
スワップポイントの運用に適したFX会社
スワップポイント狙いで取引するなら、付与されるスワップポイントが多いFX会社を選びましょう。
また高金利通貨であるトルコリラ・南アフリカランド・メキシコペソ等を扱っていて、かつスワップポイントが大きいところが候補になります。
たとえばLIGHT FXでは公式でスワップポイントの高さをアピールしており、高金利通貨3種のスワップポイントも高水準を維持しています。
通貨強弱やヒートマップ等の分析ツールを利用できることもあり、テクニカル分析に力を入れたい方にもおすすめです。
FX自動売買に適したFX会社
自動売買は、選んだアルゴリズムや値幅に応じて一定の取引を繰り返してくれるサービスです。
自分で自動売買ルールを作り上げる開発型もありますが、初心者の方はできるだけ簡単に始められる自動売買のほうが良いでしょう。
たとえばインヴァスト証券のトライオートFX。リストから選ぶだけの簡単設定で自動売買で投資を進めてくれるので、設定が面倒だと感じている人でも簡単です。
バイナリーオプションにチャレンジしたい人向けのFX会社
FX会社ではFX以外のサービスを提供している場合もあります。「FX以外にもチャレンジしたい」と考えているなら、幅広いサービスを提供しているFX会社がおすすめです。
たとえばIG証券ではバイナリーオプションのほかにも「ノックアウトオプション」という商品も取り扱っており、FX以外の取引を探している人にピッタリです。
SBI証券や楽天証券ではFX以外にも株式・投資信託・各種NISA・先物などの金融商品を取り扱っています。
FX口座開設の流れ
FX会社で取引をするには、まず取引用の口座を開設する必要があります。自身の目的にマッチしたFX会社を絞れたら、次は実際に触ってみて使い勝手を確かめましょう。
ここでは、FX会社で口座を開設するための基本的な流れを紹介します。
取引したい通貨ペアのスプレッドを確認
興味のあるFX会社が絞れたら、次に取引する通貨ペアをどれにするかハッキリさせておく必要があります。
通貨ペアごとのスプレッド(買値と売値の差額)は、実質的にFX会社に支払う手数料であり、各社でその水準はさまざまです。
通貨ペアごとに設定された各社のスプレッドを比較し、できるだけスプレッドが狭いFX会社を選ぶことが重要になります。
デモ口座でFX会社の使い勝手を確認
スプレッドの狭さ、スワップポイントの大きさといった基本的なポイントだけでなく、取引ツールの使い勝手も重要なポイントです。
もし「文字が小さくて見にくいツール」の場合、いざというタイミングでボタンが見つからなかったり、操作を間違えたりして取引チャンスを失うかもしれません。
候補に挙がったFX会社でデモ口座を利用できれば、積極的に利用してみましょう。取引ツールが「使いやすい」と思うなら、あなたに合うFX会社である可能性が高いです。
使いやすいと感じたFX会社に口座開設申し込み
スプレッドの狭さや取引ツールの使い勝手を確認したうえで、もっとも評価が高い1社で口座開設の手続きを始めましょう。
2社以上で口座を開設しておけば、1社のトラブルで取引できなくなってしまったとしても、ほかのFX会社で取引することができます。
口座開設するべきおすすめFX会社の選び方・比較方法
冒頭でおすすめのFX会社を紹介してきましたが、どのFX会社が自分に合っているかわからない方も多いのではないでしょうか?
最初に選ぶFX会社は長く付き合うことになります。FXに慣れるためにも「利用しやすい」「サポート体制が充実」などの条件が揃った1社をじっくり考えましょう。
ここでは複数の候補から1社に絞り込むためにチェックしたいポイントについて紹介します。
最小取引単位
FX会社ごとに「最小取引単位」が定められており、それによって必要になる自己資金が異なります。
- 1通貨
- 100通貨
- 1,000通貨
- 10,000通貨
初心者の方は、上記のうちできるだけ小さい単位で取引できるとこを選ぶようにしたいものです。
1米ドル=130円の場合、10,000通貨単位ではレバレッジなしで130万円、最大のレバレッジ(25倍)に設定しても約5万5,000円の自己資金が必要です。
一方、1,000通貨単位の場合、レバレッジを10倍まで抑えても1万3,600円で取引できます、
1通貨単位のFX会社であれば、レバレッジなしでも米ドル/円を約136円(2022年12月19日時点のレート)で取引できます。
ただし、1通貨での取引ではほとんど利益を得られません。少しずつ取引額を増やしていくか、資金に余裕があれば最初から1,000通貨単位での取引でも良いでしょう。
スプレッドの狭さ
スプレッドは買値と売値の差額のことで、FX取引における実質的なコストです。
特にスキャルピングやデイトレードのように、1日の取引回数が多いトレードでは要チェックの項目です。
1回ごとのトレードで必要になるコストですから、取引の回数が大きくなるほどコスト差も大きくなっていきます。
スワップポイントの大きさ
デイトレードやスキャルピングではなく、スイングトレード(数週間単位のトレード)やポジショントレード(数ヶ月単位または数年単位)の場合は、スワップポイントの大きさにも注目しましょう。
FXでは「高金利通貨を買い、低金利通貨を売る」という取引をしている場合、スワップポイントを毎日のように受け取ることができます。
同じ通貨ペアでもFX会社ごとに得られるスワップポイントが異なるので、できるだけ多くのスワップポイントを受け取れる会社を選びましょう。
通貨ペアの種類
通貨ペアは「米ドル/円」「ユーロ/円」など、通貨と通貨の組み合わせのことです。
FX会社によって取り扱う通貨ペアの種類と数が異なるため、自身が希望する通貨ペアを扱っているかは事前に確認しておきましょう。
取引する通貨が「米ドル/円」「ユーロ/円」「ポンド/円」などのメジャーな通貨であれば、どのFX会社でも取引できます(スプレッドやスワップポイントは異なる場合がある)。
マイナー通貨ペアは初心者向けとはいえませんが、もし将来的に取引にチャレンジしてみたいなら、通貨ペアが豊富なFX会社を選びましょう。
デモトレードの有無
いきなり自分のお金を使って取引することに不安を感じるのであれば、「デモトレード」を活用することがおすすめです。
架空のお金を使って取引ができるので、万が一大負けしても自分のお金を失うことがありません。
練習しているうちに取引ツールの使い方にも慣れてくるので、本番の取引で瞬間的なチャンスに正しい操作ができるようにもなります。
安全性・セキュリティの高さ
人によっては数十万円・数百万円のお金を預けることになるFX。FX会社のセキュリティや安全性も重要な比較ポイントになります。
チェックしておいてほしいのが、顧客と自社の資産を分散して管理しているかということ。
分散管理されていれば、万が一倒産になった際も自分の資産が守られる可能性が高くなります。
学習コンテンツ・セミナーの充実度
FXについて勉強できる環境も、FX会社を選ぶうえで重要なポイントです。FX会社ではサービスの一環として勉強の役に立つコンテンツを配信していたり、独自セミナーを開催していたりする場合があります。
たとえば「外為オンライン」では、YouTubeによるオンラインFXセミナーのほか、Zoomによる会員限定のオンラインサポートも提供されています。
ZoomではPC画面を使った対面でのサポートを受けることができるので、操作方法を教えてもらう際にも便利です。
上記のようなサポートに力を入れているかどうか、公式サイトのサービス情報などから確認してみましょう。
FXで稼ぐためのポイント・注意点
FXでは利益を出すためのセオリーがあり、いきなり大金をかけて売買しても上手くいかないことのほうが多いです。
ここでは初心者の方が利益を得るために守るべき基本的な注意点を紹介するので、ポイントを守りながら少しずつテクニックを磨いていきましょう。
デモトレードでお金を使わずにコツを獲得する
FXの知識は書店で販売されている書籍や、FX会社で開催されているセミナーで体得することができます。
ただ、いくら座学で知識を得ても本番で上手く使えるとは限りません。「損をしたくない」という心理から緊張してしまい、勉強した内容が活かせないこともすくなくありません。
そこで役に立つのが、本記事で何度も登場しているデモトレードです。
デモで練習を繰り返すことによって、「注文するにはどのボタンを押すか」「注文にはどのような種類と特徴があるか」といったことを身体で覚えることができます。
デモトレードである程度の練習ができたら、少額で本番の取引にチャレンジしてみましょう。
損切りラインを徹底して守る
FXで長期的に稼ぐためには、チャートの読み方のようなテクニックも大事ですが、何よりも「損切り」が重要です。
損切りは損失を確定させるので、初心者は苦手としているテクニックの1つです。ただ、適切な損切りができれば以下のような効果を得ることができます。
- ロスカットを回避して相場に留まることができる
- 新しい取引チャンスに資金を使うことができる
損切りをしなければ、確かに損失は確定しないので、その後に価格が急上昇(急降下)することも考えられます。
初心者の方は相場で生き残ることを考えて、とにかく損切りのルール化とそれを守ることを徹底しましょう。
損切りルールに決まりはありませんが、入金額の2%分の損失を抱えたタイミングで損失を確定させるのが一般的です。
トレードの結果は必ずメモにとる
初心者に限ったことではありませんが、トレードの結果は必ずメモにとって勝った要因・負けた要因を分析しましょう。
負けたときはもちろん、勝ったときにも必ず要因が存在します。勝ったとき・負けたときの要因をメモして記録に残しておけば、次に似たようなパターンのチャートが表れた時に活用することも可能です。
手書きでもExcelでも構いませんが、面倒でも1回ずつのトレードで必ずメモを取る癖を付けると、上達が早くなります。
FXを始める前に知っておきたい確定申告
この記事を読んでいるほとんどの人は、会社員や契約社員、パートなどで働いている方ではないでしょうか。
もし副業としてFXで利益を得た場合、利益額が20万円を超える等の条件を満たすと確定申告が必要です。
月2万円前後の利益を得ていると確定申告の条件に該当するので、長期的にFXで稼ぎたいなら知っておくべき知識であるといえます。
FXの税率と計算例
FXの利益がそのまま受け取れる分けではなく、一定額が所得税・住民税として徴収されます。
一率20.315%
一律20.0%に東日本大震災の復興所得税が加算されるため、2022年現在は利益に対して20.315%が課税されています
どれくらい税金を納めるかは獲得した利益によって異なり、計算式は以下の通りです。
必要経費には「FXにかかった取引手数料」のほかに、セミナーの参加や書籍の購入にかかった費用等が該当します。
10万円+1,000円-5,000円=課税対象は96,000円
税額=96,000×20.315%=19,502円
海外でFXを始めた場合の税金はどうなる?
海外のFX会社で利益を得た場合の課税方法は、国内FX会社とは異なります。
- 国内FX会社で得た利益:先物取引に係る雑所得として20.315%の税率で一律課税
- 海外FX会社で得た利益:雑所得として総合課税
総合課税の税率は、課税される所得金額に応じた累進課税になっています。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
1,000円 から 1,949,000円まで | 5% | 0円 |
1,950,000円 から 3,299,000円まで | 10% | 97,500円 |
3,300,000円 から 6,949,000円まで | 20% | 427,500円 |
6,950,000円 から 8,999,000円まで | 23% | 636,000円 |
9,000,000円 から 17,999,000円まで | 33% | 1,536,000円 |
18,000,000円 から 39,999,000円まで | 40% | 2,796,000円 |
40,000,000円 以上 | 45% | 4,796,000円 |
さらに、住民税(10%)と復興特別所得税(2.1%)も上記に加えて課税されます。
FX口座開設前に知っておきたい専門用語
FXで取引するとき、はじめは難しい用語ばかりで戸惑ってしまうことも考えられます。
専門用語はいくつもありますが、ここではその中でも初心者の方に覚えてほしい単語をいくつか紹介します。
スプレッド
スプレッドは「売値」「買値」の差額のことです。FXにおいては、実質的にFX会社に支払う取引手数料に該当します。
利益を得ても損失になっても、取引するごとにスプレッドが発生します。1回のスプレッドは米ドル/円で0.2銭程度と大した金額には思えませんが、何十回、何百回と取引を繰り返すごとに大きなコストになっていきます。
FX会社ごとにスプレッドを比較し、取引したい通貨ペアのスプレッドができる限り狭いものを選びましょう。
レバレッジ
レバレッジは直訳すると「てこの原理」で、FXの世界では「レバレッジの倍率分だけ本来よりも少ない証拠金で取引できる仕組み」のことです。
たとえば1米ドル100円の時に10,000ドル分を買う場合、日本円で100万円が必要です。
レバレッジを25倍にすると必要な証拠金が10,000×100÷25=40,000円になり、少額で効率的な利益を狙うことができます。
ただし、利益も証拠金の何倍になる一方、損を出した時もレバレッジの倍率分だけ数字が大きくなります。
ポジション
ポジションは、「新規で注文を出して約定したもので、未決済の建玉」のことです。
FXでは買い建玉をロングポジション、売り建玉をショートポジションと呼びます。
株式の現物取引と違って、買いだけでなく売りから入って下落相場で利益を狙うことができるのがFXの大きな特徴です。
ロスカット
ロスカットは、FX取引で一定水準以上の損失が発生した場合に、さらなる損失を防ぐために保有ポジションを強制決済することです。
証拠金の大半を失うことになりますが、証拠金以上に損失が膨らんで負債になってしまうリスクを防ぐことができます。
キャンペーン目的でFX口座を開設する場合の注意点
せっかくFXを始めるなら、お得なタイミングで始めてみたいもの。そのきっかけとしてキャンペーンを利用するのは大いにアリでしょう。
ただ、キャンペーンをフル活用するためには、事前に知っておいてほしいポイントがあります。
「せっかく始めたのに、キャンペーンの対象外だった」とならないよう、これから紹介することをキャンペーンのページで良く確認してみましょう。
獲得条件
キャンペーンにはさまざまな種類がありますが、「口座を開設すれば条件達成」というものばかりではありません。
条件達成が簡単なものもありますが、なかには複雑なものもあります。「〇〇万円キャッシュバック」と書いてある金額が大きいほど、達成条件が厳しいのが普通です。
せっかく口座開設したのに、キャンペーンの条件を達成できなければ特典を獲得することができません。
キャンペーン目的で口座を開設するなら、自分が達成できる条件なのかを事前に確認しておきましょう。
有効期限
キャンペーンには常時開催されているものと、有効期限が設定されているものがあります。
自身が注目しているキャンペーンの有効期限がいつまでか、有効期限までに手続きが終わるのかについては事前に確認しておきたいところです。
FX取引で知っておきたい3つのリスク
FXでは、通貨の値動きを捉えて売り・買いを行うことで利益を狙うことができます。
- 金利変動リスク
- 為替変動リスク
- 流動性リスク
金融商品投資に関する「リスク」は「危険」という意味ではなく、投資した結果収益がプラスになるかマイナスになるか、その変動の幅の可能性のことを指します。
上記3つの要因によって価格が変動することで利益を得ることもあれば、損失になる可能性もある、という意味です。
無用な損失を回避して利益に繋げるためにも、どのような価格変動要因があるかを今のうちに把握しておきましょう。
金利変動のリスク
主に「スワップポイント」を得ている人に直結するリスクです。日本は超低金利なので「日本円を売って高金利の外国通貨を買う」という取引をすることでスワップポイントを得ることができます。
為替変動のリスク
FXでは、通貨ペアの価格変動を予想して取引を行います。
為替変動が予想した動きと合っていれば利益を得られますし、反対の動きをすれば損失になってしまいます。
流動性のリスク
マイナー通貨ペアを保有する際に、特に気を付けておきたい問題です。
保有している通貨ペアを売却するには、買い手がいて初めて取引が成立します。売り手と買い手がマッチングしないと売買が成立せず、売りたい時に売れない可能性があるのです。
FXに関するよくある質問
最後に、FXの準備や比較ポイントについてよくある質問をまとめました。
FX口座を開設するにあたって、必要になるものはFX会社ごとに異なりますが、主に以下のような書類・情報です。
- メールアドレス
- 本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード等)
- マイナンバー確認書類(マイナンバーカードや通知カード)
- 銀行の口座情報
なお、口座開設にあたっては手数料がかからないFX会社ばかりのため、開設するだけならお金を用意する必要はありません。すぐに取引を始めるなら、入金用のお金のみ用意すればOKです。
FX会社の比較ポイントは、主に以下のようなものがあります。
- 通貨ペアの豊富さ
- 最小取引単位
- スワップポイントの高さ
- スプレッドの狭さ
- 安全性
- サポート体制
それぞれの詳細について知りたい方は、こちらを参考にしてください。
まとめ
FX会社にはそれぞれ強みがあり、トレードスタイルや目的によって選ぶべきFX会社は異なります。
まずは自身がどのようなトレードで利益をあげたいのかを考えつつ、目的に合った会社をピックアップしましょう。
その中から「スプレッドが狭い」「サポートが手厚い」といったポイントで比較を重ねることで自身に合った1社が見つかるはずです。